【アドルフに告ぐ 全5巻】 手塚治虫

膨れ上がる狂気
アドルフ


児童館で知り合ったママが
「子供が学校から【ブッダ(手塚治虫)】借りてきたんだけど、私がハマっちゃって・・・」
と言ってたので、ヤフオク覗いてみたけど高い!

というのを愚痴ったら図書館で借りられるというので行ってみた。
ブッダは貸し出し中だったけど【アドルフに告ぐ】というのがあったので借りた。



読み出しからダッシュで引き込まれw
初体験の手塚ワールドは衝撃的だった。

もともと、戦争モノが好き。
いや、好きってより浅い知識を埋めたいのかもしれない。
かといって、戦国時代ものとかどーでもよろしい。

歴女?

それはない。
てかあれって、腐れの産物じゃね?
戦国BASARAの同人誌(もちろん♂×♂)が量産されるのと
歴女量産の比率は、さして変わらないと推測するのは間違いか?




私は、人間の奥底に眠る、
優越にまみれた狂気に興味があるのだと思う。

・魔女狩り(中世~近世ヨーロッパ)
・文化大革命(中国)
・ナチスによるホロコースト(ヨーロッパ諸国)


私の知る限りのアホの沙汰はこの程度だけど
少年達に髪掴まれ引き摺られリンチを受ける事を甘んじる事しかできない大人。
そんな光景が今の日常に見られたらどうだろう?

やはり傍観をする?

すると思う。
狂気の塊には何を言っても“無”だと思う。
その狂気に立ち向かえる者など数少ないだろう。



我々日本人も過去にそれなりの恥を曝していたようですね
(記憶が曖昧なので断言できない)
世界に対してではなく日本人による日本人への差別は今も残ってる。
ハンセン病(らい病)患者の差別、隔離。
今でも行われている被差別部落問題。


士農工商穢多非人


現在学校ではどういう風に教えているのだろうか。
ちなみに私の父は差別する側の人間だ。




宗教の対立。
民族差別。
それから起こるジェノサイド・・・
すべてが思い込みで始まっているのだと思う。



人間が人間である限り

ニンゲンでは無い気がする。





【アドルフに告ぐ】

神戸に住む、
ユダヤ人でパン屋の息子のアドルフ・カミルと、
日本人とドイツ人のハーフのアドルフ・カウフマン。
2人はとても仲の良い友達だった。
だからドイツ人のアドルフは、反ナチだった。
でも父親に無理やりドイツのヒットラー・ユーゲントの幹部学校に入れられる。

洗脳されまいと思っていたアドルフが最初に殺したのはパン屋のアドルフの父親だった。
ハーフだという事で、アドルフ・ヒットラーへの忠誠心を試されたのだ。
そして、保身の為(?)に殺した。

数年後彼はヒットラーに気に入られ秘書見習いとなり
それを経てSD(ナチス親衛隊保安諜報部)に属し、
平然な顔で反逆者を銃殺をするようにまでなった。



終戦となり、ユダヤ人難民達は自分たちの祖国をパレスチナに建設し
そこはイスラエル共和国となった。
原住民のアラブ人はそれを認めなかった。


迫害されていたユダヤ人が今度は侵略者になったんだ。

なんてこったい!

それが今の中東戦争に繋がっていたのか。。。


―――そして、2人のアドルフは再会し・・・





アドルフ・ヒットラー
アドルフ・カミル(ユダヤ人)
アドルフ・カウフマン(ドイツ人)

3人のアドルフの物語。
戦争の荒ましさ、人間の愚かさを見事に凝縮している作品でした



巻末の著者の【あとがきにかえて】でビックラこいた。


(建物の描写について)
「小城先生のアパートなんか本当はトキワ荘なんですよ」




えェェェェェェ――っ!




あとがきにも色々と隠れたストーリーが・・・
是非読んで頂きたい。











アドルフに告ぐ(1) (手塚治虫漫画全集 (372))アドルフに告ぐ(1) (手塚治虫漫画全集 (372))
(1996/06/14)
手塚 治虫

商品詳細を見る



ブログパーツ

Comment

Comment Form
公開設定

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。